AGXX® - 水系浄化を目的とした新たな生理活性接触型触媒

AGXX技術とは?

水と水溶液の抗菌・消毒・浄化

良く知られているように、銀は古代より食品などの容器の抗菌作用を目的として使用されてきました。 たとえば航海船上に積み込まれた飲料水や、貯水タンク中の飲料水を安全に長持ちさせるため、数枚の銀貨をそれらに投げ入れていました。また銀製の貯蔵瓶や飲用カップなども用いられてきました。

19世紀末になって、J.RavelinとK.Nageli は少量の銀の抗菌作用を科学的に検証してAgイオンが水溶液中にごく微量溶出することによって抗菌効果が発揮されることを発見し、銀の微量活性作用(oligodynamic action)と称しました。

ここに示した写真は,AGXXによる酵母細胞破壊の ここに示した写真は、AGXXによる酵母細胞破壊の1・7・10分の経時変化を示しています。これはAGXXによって死滅した酵母が青く染色されていく過程を示しており、わずか1分から10分の間に発色している様子が分かります。10分後には全ての酵母が青く染色され、AGXX粒子の周辺では7分以内に全酵母が破壊されていることが分かります。

銀の抗菌効果が科学的に立証されて以来、さまざまな分野でその利用が広まり、技術的にもさらなる開発が行われるようになってきました。 現在では650種類以上のバクテリアやカビ(真菌類)、ウィルスに銀が殺菌作用をもつことが知られています。

耐性菌の出現によって、効果が限定的になりつつある抗生物質にかわりAgの抗菌作用は、今後ますます重要になり用途が広がるでしょう。銀は水の浄化、清浄度維持、再浄化剤として古代から使われ、今再び注目を浴びているのです。我々は表面処理の分野で銀抗菌技術の継続的な改善と発展を目標としています。

AGXXは抗菌接触触媒です

AGXXは特殊な構造を有し、後処理によって調整、改質された銀でコーティングされています。 AGXXの抗菌作用は微生物の細胞膜壁の極性を消極し破壊する溶菌作用によるもので、AGXXの表面あるいは表面のごく近傍で起こります。

はAGXXとバクテリア細胞が離れた距離に存在する場合,その距離によって殺菌効果が異なる様子を示しています. こちらの図はAGXXとバクテリア細胞が離れた距離に存在する場合,その距離によって殺菌効果が異なる様子を示しています。
1. 距離が離れている場合は一般的な銀イオンの摂取のみが起こります.
2. 表面近傍では細胞膜の部分的消極によって銀イオンの摂取が加速されています.
3. さらに表面では細胞膜の消極と浸透により溶菌が加速されます.

AGXXを研究していく中で得られた最初の大きな成果は,一般的なAg抗菌技術の欠点を解決していることです。これは作用機構が従来技術のものと異なっているためです。

従来のAg抗菌技術の欠点は

  • 抗菌作用の発現時間が長い
  • 抗菌作用はフリーのAgイオンの溶出と安定度の割合に依存する
  • 硫化物や錯化剤によりAgイオンが不活性化する
  • 微生物の浄化効率に限界がある などがあります。

AGXXはこれらの弊害を克服し、さらなる開発と改善をもって、新規材料への適用性や手法を完成させました。

 top   print   bookmark   recommend