AGXX® - 水系浄化を目的とした新たな生理活性接触型触媒

AGXXの作用とは?

AGXXは物理的な接触触媒です

AGXXは特殊な構造を有し、後処理によって調整、改質された銀でコーティングされています。 結果として最小限のAgイオンの溶出量でありながらきわめて高効率な抗菌性表面を有しています。

AGXXの抗菌作用は細胞膜の消極化―溶菌―によるもので、AGXXの表面、あるいはごく近傍で起こります。 このことは水系の殺菌について新たな解決方法となります。

AGXX表面のSEM画像 AGXX表面のSEM画像

はじめにマイクロポーラス構造をもった生理的に活性な銀表面を構築します。続いてその上に別の貴金属をコーティングし、特殊な生体分子で処理し表面を調整します。適切なテスト法の開発により、表面の殺菌作用を向上させることに成功しました。 

さらなるテストでより活性な表面の同定を行っています。銀の微量活性作用(oligo-dynamic effect)すなわち,バクテリアを減少させる効果が著しく増大かつ加速されていることが確認され、品質の飛躍的な向上につながりました。

殺菌作用はAgイオン量に依存していません

画期的なのは殺菌作用がAgイオン濃度に依存していないということです。一般的な抗菌用のAgコーティングでは、バクテリアに汚染された水溶液中におかれた場合、その環境中にAgイオンを溶出してからバクテリアとそのAgイオンとが接触するまでのごく短時間でしか殺菌効果は得られません。

AGXXはその詳細な研究によりきわめて高効率な接触触媒であることが明らかになっています。水中の微生物はAGXXの近傍にきたとき、不活性化を促進されるだけでなく、効率良く溶菌されてしまうのです。 細胞膜への浸透が促進されるので、殺菌に必要な銀の消費はごくわずかです。

に示すように一般的なAg抗菌技術と新規生理活性表面AGXXを比較すると に示すように一般的なAg抗菌技術と新規生理活性表面AGXXを比較すると、通常のAgイオン 1ppmに対してAGXXを用いた場合は0.1ppm, 0.01ppm と1/10,1/100の使用で殺菌効果を得ることが出来ます。

水溶液殺菌のための革新的な接触触媒であるAGXXの発見は、新しいカートリッジ、フィルターカートリッジ、リアクターの開発に繋がりました。 これらの構造はAGXXと汚染した水溶液が継続的かつ効果的に接触することを意味しています。  このリアクターとフィルターシステムは直接流路中に、あるいはバイパスを通じて,直列もしくは並列で作用させることができるので、ほとんど全ての既存の機械やプラントに対し簡単な改装で安価に導入可能です。

長期にわたる広範囲なテストにより良好な結果が得られ、リアクターやフィルターシステムにおける潤滑油や冷却水、工程用水などの殺菌に利用されています。AGXXを充填したリアクターを実際にいくつかの工場に利用してもらい、12ヶ月もの期間、条件の異なる水系にて、他の活性物質が放出されることなく殺菌作用を持続しています。 リアクターに接続した後の典型的な殺菌作用は、ゆっくりではありますが着実に微生物量を減少することで特徴づけられます。さらに微生物種のスペクトル変化を観察したところ、2~3ヶ月後には微生物は死滅しているか、あるいは低レベルの汚染にとどまっていることが確認されました。

AgXXに耐性を持つ菌はありません

産業用プラントには様々なバクテリアや真菌がいるにもかかわらず、現在までAGXXに対して耐性を持つ菌類は現在まで確認されていません。 殺菌・表面挙動・生物膜の消極や透過など新たなメカニズムについて検討した結果、AGXXに耐性を示す微生物種が発現する根拠は検出出来ませんでした.汚染された冷却潤滑液の培地上に抑制範囲をあらわす殺菌効率の簡易テストの例を示します。 

の説明 AGXXによる冷却液の除染簡易テスト 著しく腐敗性の強い機械 こちらの図は AGXXによる冷却液の除染簡易テストの結果です 著しく汚染された機械からサンプリングした汚染冷却液50μlを寒天培地に滴下しました。 AGXXのない参照サンプル(K)は微生物の成長が抑制されていませんが,AGXXに滴下したP1、P2においてはAGXX膜がある網目状領域で菌が死滅していることがわかります。

AGXXの使用によって以下に挙げる従来の殺菌剤が有するさまざまな欠点を回避できます。 重要な点は人や動物に対する毒性があること、アレルギー源となること、微生物の急速な耐性発現があること、作用範囲が限定的であること、腐食環境における耐久性などです。 これらの欠点は従来の殺菌剤、すなわち過酸化水素水や活性酸素化合物、塩素ラジカルや硫黄化合物、フェノールやホルムアルデヒドなどを使用時に起こることです。

AGXXは、実質的に有害な活物質がない条件で水を処理できるので、飲料水としての品質を維持することも可能です。 飲料水における銀イオンの規制値は100μg/Lであり、永久的にAGXXで処理し続けてもその濃度を超えることはありません。 銀イオンは低濃度であっても、AGXXの表面作用や、水溶液中の低濃度銀イオンの効果は十分に機能します。

製薬やバイオメディカルなど非常に敏感に反応する応用分野に対しても、最終的に極微量のAgイオンが含まれるだけの高品質な水を供給することができます。 さらに、産業用水や廃水に対してもAGXXによる有害物質の発生はありません。

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